小渋の湯の発見の歴史は南北朝時代までさかのぼります。興国の頃、南朝の宗良親王(後醍醐天皇第八皇子)の家臣渋谷三郎という人が大鹿村に湯治場を求めて入村した際、一匹の鹿がこの湯に浸りながら傷を癒していました。そこで自分の傷にこの湯をひたしたところ、傷が治癒した事に始まる、と伝えられています。

 明治25年には日本アルプスの父とも言うべきウォルター・ウェストンもこの湯を使ったことが記録されています。国の重要文化財福徳寺(ふくとくじ)や大河原城址、香坂高宗(こうさかたかむね)の墓、宝篋印塔(ほうきょういんとう)等、多くの史跡に恵まれる上蔵(わぞ)集落・釜沢集落にあり、赤石岳や大西山等の南アルプス、伊那山脈に囲まれ、四季の移り変わりが大変美しい山麓にあります。

 小渋温泉は全部で二軒。赤石荘の露天風呂からは眼前に南アルプスの豪快な景色がお楽しみいただけ、周囲の山から野生動物が時折姿を見せる事も。荒川荘は、秘境・大鹿村の中でも最も奥へ入った釜沢集落の、そのまた一番奥の山中にある素朴な旅館。釣り客や登山客に人気の高い心暖まる宿です。

赤石荘
南アルプス赤石岳を眼前に、また小渋川を眼下に見下ろす赤石荘は、赤松林に囲まれた大自然の中にあり、旅する者に本当の自然の恵みを教えてくれます。また、露天風呂からの眺めも最高です。
TEL.0265-39-2528
http://www.akaishisou.com

荒川荘
大鹿村の行き止まり「釜沢集落」のそのまた奥にある荒川荘は、川魚や山菜など地の食材を使った素朴な料理が人気。清流で渓流釣りを楽しみ、ゆったりと湯につかれば身も心もリフレッシュです。
TEL.0265-39-2194


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